パリオリンピックは9日、オープンウォーター男子が行われ、水質問題で揺れたセーヌ川を泳ぐすべての競技が終了した。 オープンウォーターは海や湖、河川など屋外のコースを泳ぐ競技。今大会は10キロで、トップ選手は2時間ほどで泳ぎ切った。
2008年の北京大会から採用されており、東京大会ではお台場海浜公園が会場となっていた。
今大会の会場はトライアスロンに続き、セーヌ川で行われた。8日の女子はオランダのシャロン・ファンラウエンダールが2時間3分34秒2、
9日の男子はハンガリーのクリシュトフ・ラショブスキが1時間50分52秒7で金メダルを獲得した。
五輪公式サイトによると、競技後の記者会見で、ファンラウエンダールは「のどが渇いて、最終ラップで何か飲む必要があると思った。
でも、持っていたボトルには十分な量の水が入っていなかった」といい、「それで、セーヌ川の水を飲もうと思った。
冷たくておいしかったし、何の味もしなかった」と振り返った。
また、ラショブスキはセーヌ川で泳ぐのに備え、「ハンガリーのドナウ川で練習し、どのように泳げばいいか知ることができた」という。
実際に泳いだ感想を問われると、「本当にここで泳ぎたかったので心配はしていなかった。(前日に泳いだ)女子選手から『とてもきれいだった』と言われたし、
ハンガリーのトライアスロン選手も『セーヌ川でたくさん飲んだ』と言っていたから、きれいになったんじゃないかな。
彼は良い仕事をしてくれたよ」と冗談めかした。
一方で、水質が健康に影響ないとされる基準値を超えてトライアスロンが延期され、オープンウォーターでも水質を理由に棄権したとされる男子選手が出ている。
引用元: ・「セーヌ川の水は冷たくておいしかった」 パリ五輪金メダリストがコメント [123322212]
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